卒業後、住宅会社の営業で活躍されていましたが、介護保険制度の始まった4年後の2004年からご家庭の事情で介護の仕事に転身されました。転職されてからは施設にて医療と介護の距離を近くしたり、ヘルパー研修やフィリッピンからの人材の確保をしたり、介護されている老人が徘徊した時の「お探し君」の開発に関与するなど先進的な工夫に関わってこられました。

これからは自分自身が要介護者にならないためにも、自分の身体は自身で努力して維持することが重要。また趣味、ボランティア、旅行などが大事。介護給付の今後はあまり期待できない。施設などを訪れ、コマーシャルなどには惑わされず、現場で判断していいところを探すことが大事。挨拶、清掃などで容易にわかるはずである。等これから介護のお世話になる我々にとって有益な情報が満載でした。講演後には具体的な質問が数多く遠慮なく出されました。